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タトゥー業界に影響を与えた100人 - No.13

タットゥ・トーマス(Gib "Tatts" Thomas)

タットゥ・トーマス(Gib タットゥ・トーマス

Tatts Thomas(Gib "Tatts" Thomas)は セーラー・ジェリーの師匠としてもよく知られるタトゥーアーティストです。

ニューオリンズ生まれのトーマスは絵を描くのが上手かったので、 14歳の時に、自分の道を切り開くために家を出て世界へと飛び出します。

その後タトゥーに魅せられ、タトゥーアーティストとしての道を進みます。

1917年『Ringling Show』と言うサーカスに参加していた時に『Tatts』と言う彫師名を付けられたのだそうです。

タットゥ・トーマスのタトゥー2

ロンドン、アントワープ、ハンブルグなどヨーロッパを旅行し、世界の広さを冒険したそうです。

世界を見て回った後、シカゴに腰をおろし、South State Street(サウス・ステート・ストリート)を始め、数件のタトゥースタジオを転々とします。

1920年代には『セーラー・ジェリー』がシカゴで働いていた時に、トーマスと共に働き、タトゥーについて色々と学んだと言われています。

タットゥ・トーマスのタトゥー3

セーラー・ジェリーのスタイルはトーマスから影響を受けているものも多くある様です。

1960年代初めにシカゴ市は法律でタトゥーを入れる年齢を21歳以上に引き上げました。
多くの彫師やタトゥースタジオは、法律改正に伴って、違う土地に引っ越したり、店を閉めたりしましたが、トーマスは長く、シカゴでお店を続けました。

その後、Amund Dietzelと共にウィスコンシン州のミルウォーキーでタトゥーをしたり、1969年にはハワイに行ったセーラー・ジェリーを訪ねたりしたのだそうです。

タットゥ・トーマスのタトゥーフラッシュ1

トーマスのちょび髭の尖り具合は、今のオリバー・ペックの様です。
オリバー・ペックはてっきりサルバドール・ダリから髭のインスピレーションを得たとばかり思っていましたが、同じタトゥーアーティストであるトーマスの髭からの影響の方が大きそうですね。

手にしているタトゥーフラッシュでも分かる様に、トーマスは沢山のフラッシュを残していて、今でも十分使えるデザインが沢山あります。

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