日本の伝統的な刺青を語る上で欠かせない人物は三代目彫よしさんです。
なぜか日本のウィキペディアには載っていないのですが、英語のWikipediaでは彫師として紹介されています。
だからと言って、日本人が知らない訳ではないです。
洋柄のタトゥーが好きなだけで彫師ではない人であれば、知っていない人は沢山いると思います。
ですが、日本人の彫師で三代目彫よしを知らない人はまずいないでしょう。
彼の作品を見たり、話しを聞く機会は多いはずです。
11歳か12歳の頃に銭湯で全身に刺青が入ったやくざを見て以来、刺青に魅せられ初代彫よしの所を訪れたのだそうです。
造船業の溶接工として働きながら21歳で初代に彫ってもらい、初代と二代目との合作で背中の天女と龍が完成したのだそうです。
弟子になりたいとなかなか言い出せずに、通いつめて25歳で弟子になったのだそうです。
33歳のときに、息子の二代目が勇退したため三代目彫よしとして襲名したのだそうです。
その後、海外のコンベンションなどに招待されるようになり、世界に名を広めていきました。
手彫りとタトゥーマシンどちらも使われています。
図柄に合わせて選ばれるのでしょう。
紙に下絵は描かず、直接お客さんの肌に下絵を描き、その下絵をなぞって彫るのではなく、一度消してから直接お客さんの肌に彫っていくそうです。
その方が堅苦しい図柄にならず「生きた絵」となるそうです。
タトゥー界のレジェンドとしてその名は高く評価されていて、海外からタトゥーフリーク達が多く訪れるそうです。
三代目彫よしの奥様が運営している「文身歴史資料館」は、タトゥーが好きな人にとっての聖地となっているようです。
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