Rick Walters(リック・ウォルターズ)は10歳くらいの時に、近所の子供たちに手で、ハートや十字架など簡単なデザインのタトゥーを彫っていたのが、タトゥーを始めるきっかけだったのだそうです。
14歳の時にお父さんに連れられて、ロングビーチのZeke Owens(ゼケ・オウェンズ)を訪ねます。
自分で足に彫った文字のタトゥーを、ブラックパンサーのデザインでカバーアップしてもらうためでした。
その頃は、年齢に関してとやかく言う人は誰もいませんでした。
20歳になって、友人とお店をオープンしました。
お店を開くにあたってライセンスなどは必要がなく、お店の家賃を支払うだけでオープンすることが出来たそうです。
他のタトゥースタジオに行って、どんな風に彫っているのかを見て覚えました。
その内に、スタジオの彫師たちと仲良くなり、様々な技術を教えてもらったそうです。
日中は溶接工場などで働き、夜はタトゥーにタトゥーを彫る生活を続けていました。
33歳の時にバートグリムのお店で働くことになって初めて、日中の仕事を辞め彫師だけの生活を始めたそうです。
2003年にお店が閉店するまでの25年間ずっと、働いていました。
今では自分のお店を持ち、弟子たちが働いているので自分は働く必要はないけれど、タトゥーを彫るのが好きだから、毎日10時30分にはお店に来ているのだそうです。
彫っていない時間は、絵を描いているそうです。
最近は見習い期間をせずに、タトゥーを彫り始める人たちが増えたけれども、見習い期間を過ごすことで色々な事が学べる。
最近のデザインは何年か経つと綺麗に見えないものばかり。
自分に彫られているものは50年たった今でも綺麗に残っていると言います。
ポートレートなどリアリスティックなデザインに人気が出てきていて、彫った直後の写真ばかりがSNSなどにアップされているのでとても綺麗に見えるのですが、数年後にどんな風に見えるのかと言う事までは分からないですね。
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